歩いたり立ち上がったり、高齢者の移動を助けるロボットの実証実験が山梨県北杜市で行われました。
歩行が困難な高齢者が、自分の足で歩くことが可能になるかもしれません。
こちらの女性が身に着けているのは「歩行補助ロボットcurara」です。

信州大学の橋本稔特任教授がベンチャー企業を立ち上げ、実用化を目指し開発しました。

重さは2.3キロ。
これまでスマートフォンで人が制御していた動きをロボットが認識し、「歩く」「階段を上る」「座る」といった動きのサポート内容を切り替えることが特徴です。
9月6日は、北杜市の介護老人保健施設で実証実験が行われ、ロボットが一人一人の動きを正しく認識できるかや、使い心地を確かめました。

Q「足の動きを助けてくれる感じ伝わりました?」
「多少ね なんか軽かった」
参加した人は:
(こういうロボット)あった方がいいと思う。家族にも迷惑かかるから、なるべく自力でできればそんないいことはない。

一方、ロボットの重さを指摘する意見もありました。
参加した人は:
ちょっと重い感じだった。つけないで歩ければ、まだつけなくてもいいかな。

AssistMotion 橋本稔社長:
どうにかこういうロボットで支援して普通の方と同じような生活ができるような、そういうものにしていければいいなと思います。

今後も実証実験を重ね軽量化を図るなど改良を進め、来年度中の実用化を目指します。