サッカーJ2ヴァンフォーレ甲府の経営委員会が開かれ、昨シーズンは820万円の黒字になったことが報告されました。

ACL出場で営業収入が過去最高になったことが背景にあります。

昨シーズン リーグ8位となったヴァンフォーレ甲府。

新型コロナの5類移行やACL(アジアチャンピオンズリーグ)の出場の効果で入場者が増えたことなどで、営業収入が過去最高の20億4000万円となりました。

一方、支出もACL出場で増えたため純利益は前のシーズンより減り820万円でした。

3年連続の黒字です。

ただヴァンフォーレ甲府に対しては山梨県から会場使用料など年間9000万円近い減免措置が取られています。

今回、県の包括外部監査でこの減免措置の扱いを検討する声が出たのを受け、経営委員会メンバーの県の担当者からは「今後、出口戦略を検討していきましょう」と意見が出されました。

今後、減免措置がなくなればその分の支出が増えることになり、ヴァンフォーレにはこうした状況を見据えた経営戦略を練っていく必要も出てきます。