山梨県が検討を進める富士山登山鉄道構想について長崎幸太郎知事は「地元が反対というが、反対しているのは富士吉田市だけ」と述べました。

長崎知事は22日夜、甲府市で開かれた富士山の未来を考えるトークイベントで講演しました。

この中で、参加者から富士山登山鉄道構想について地元から反対意見があることについて問われると・・

山梨県 長崎幸太郎知事:
「よく地元が反対という話をされていますが、反対をしているのは実は富士吉田市だけです。彼らは電気バスで良いじゃないかという話なんですが、私たちは100年先から見たときに本当にこれで良いんですかというのを富士吉田市には問いかけたい」

市長が明確に反対を表明している富士吉田市以外の富士北麓の町と村は賛成だとした上で、鉄道ではなく電気バスを主張する市に対し“建設的な議論をしたい”と述べました。

富士山登山鉄道構想をめぐっては地元の観光連盟や山小屋関係者などからも反対や慎重な検討を求める声があがっています。