現在の下関市出身の日本画家・狩野芳崖とその影響を受けた作家たちの作品を紹介する特別展が6日、下関市立美術館で始まりました。

特別展は、狩野芳崖と、作風に影響を受けた作家たちの作品約100点を紹介しています。狩野芳崖は現在の下関市長府出身で、近代日本画の父として知られています。長府藩の御用絵師も務めました。

観音と子どもを描いた「悲母観音」は芳崖が亡くなる前、最後に手がけた代表作です。妻と孫をモデルにしたともいわれています。

もう一つの代表作「仁王捉鬼図」は、仁王が餓鬼(がき)をとらえている姿を表現したものです。構図や色使い、装飾などの作風は、弟子だけでなく現代の作家にも受け継がれていて、特別展では、それを感じることができます。

下関市立美術館 関根佳織学芸員
「狩野芳崖の代表作、悲母観音と仁王捉鬼図が15年ぶりに下関で展示されます。こちらをじっくり見ていただきたいのと、その二つの絵から影響を受けた現代作家さんまでの作品を合わせて展示しておりますので、どうぞごゆっくりご覧ください」

特別展「狩野芳崖、継がれる想いー悲母観音からはじまる物語」は、3月17日まで下関市立美術館で開かれています。