卒業を前に思い出を作ろうと5日、今年度で閉校する山口県山口市の小学校の児童らがドッジボールを楽しみました。
山口市徳地地域にある小学校5校の6年生、およそ30人が参加しました。
楽しそうに準備体操をする児童たちは、まだ対戦相手を知りません。
そこにいきなり現れたのは、まさかの「鬼」!
このイベント「鬼ドッジ」を企画した徳地商工会の青年部と女性部のメンバーがふんしたものです。
参加した5校のうち、串小学校と柚野木小学校は、児童数の減少を受けて3月末で閉校となります。
卒業を前に思い出を作ってもらおうと開かれました。
節分の風習・豆まきをドッジボールで再現。
卒業後、児童の多くは同じ中学校に通います。
団結して鬼を退治し、交流を深めました。
最後に鬼から、メッセージが…
徳地商工会議所青年部 則安聡一郎 部長(鬼役)
「みんな徳地の子です。大人になっても徳地がよかったなと思う場所になってほしいと思います。一生懸命勉強して、一生懸命遊んで、一生懸命部活などして、楽しい大人になってください」
(児童ら「はい!」)
串小学校の児童
「学校がなくなるのは寂しいけれど、こうやって集まることができてうれしいです」
柚野木小学校の児童
「いい思い出になって…大人になっても忘れないと思います」
最後はみんな笑顔で記念撮影。
卒業を前に、忘れられない思い出となったようです。