年末にかけて、高校スポーツの全国大会が目白押しですが今年、初めての大舞台に挑むのが、ラグビーの高川学園です。

創部37年目にして初めて、聖地・花園の土を踏む選手たちですが「ベスト16進出」を合言葉に、燃えています!

今月2日、大阪市で行われた組み合わせ抽選会。

コロナ禍前の2019年以来、4年ぶりに代表51校のキャプテンが集まりました。

高川学園の初戦の相手は、長野代表の飯田OIDE長姫に決まりました。

飯田長姫と飯田工業が統合されて2013年に開校した学校で飯田長姫時代以来、57大会ぶりの花園出場を果たしたチームです。

高川学園 大嶋柚楽キャプテン
「憧れの舞台で憧れのチームと試合ができることにとても感謝しています。自分たちがチャレンジャーという思いを持ってやっていきたいなと思います」

「チャレンジャー」。

この言葉は、県予選の間、合言葉のように唱えられました。

県予選決勝戦。

今シーズン、県内負けなしで迎えた大一番でしたが…チャレンジャーの姿勢を貫きました。

先制トライをあげると、その後は怒とうのトライラッシュ。

9トライを挙げ、大津緑洋を圧倒。

花園への扉をこじあけました。

大嶋柚楽キャプテンは高校日本代表候補に選ばれています。

キャプテンシーを発揮し、チームを引っ張りますが、以前は、そうではなかったと言います。

大嶋柚楽キャプテン
「昔の自分は自分のことしか考えずに言いたい放題言ってチームのみんなにも迷惑をかけたりすることがあったんで」

負けず嫌いな性格。

中学時代は周りに多くを求めて強い口調で当たってしまう場面も多くあったといいます。

大嶋キャプテン
「キャプテンになるということはチーム全体のことも考えないといけないし。自分の代で必ず花園に行くという意識が高まったので」

「チームをまとめるためには自分が変わらなくてはいけない」

そんな覚悟が生まれました。

高川学園ラグビー部 野村賢二監督
「おそらくですけどキャプテンをやると決めた時にいろんな悩みや葛藤を解消して手をあげてきてるはずなんですよ。キャプテンになってからの方がすごく温和だし、周りにすごく気を遣う声をかけられるようになったし。そういう変化というのは、新チームになって彼がキャプテンをやるってなったときに一番最初に感じましたもんね」

重責を成長につなげた大嶋キャプテン。

1年後、花園行きの切符を手にしたときに掲げた目標は「花園でベスト16」でした。

この目標、実は山口県勢にとって、20年越えられない、高い壁となっています。

2003年度大会の萩工業を最後に、ベスト16進出は果たされていません。

今回、その高い目標達成へ鍵を握るのは…。

県内敵なしの強力フォワード陣。

スクラムを後ろから支えるロックは、チーム最重量、118キロの藤沢大輝選手とトンガからの留学生、シオネ・マヘ選手。

安定したロックが高川学園のストロングポイントです。

藤沢大輝選手
「フォワードの中でも1番僕がでかいんで、核となって(チームが)落ち込んだときも声を出して支えてチームを盛り上げていきたいと思います」

シオネ・マヘ選手
「今年の花園でベスト16に入りたいと思います」

フォワードでありながら「展開ラグビー」の重要なパーツは稲田秀斗選手。

100キロ超の体格ながらフォワードもバックスもこなす器用さが持ち味です。

稲田秀斗選手
「体格が大きい選手が、よく当たったりするんですけど、あえて引きつけてパスしたら(コースが)空いたりとか、相手からしたらうっとうしいと思います。必ずアシストとワントライをして帰りたいと思います」

そして、そのパスを最後に受けるのがトライゲッター、野村映登選手。


野村監督の長男でもあるこのスピードスターは、50メートルを5秒台で走る俊足が武器です。

県の決勝戦でもスピードで相手守備陣を切り割きました。

野村映登選手「足の速さだけは絶対負けないように。いつか足の速さで日本代表に入れるように頑張っています」

全国高校ラグビー、開幕は今月27日。

あと3週間を切りました。

真のチャレンジャーとして全国の強豪に挑みます。


tysでは、花園に挑む高川学園を応援する特別番組を放送します。
「まだ見ぬ景色へ~高川学園ラグビー部初の花園出場~」
開幕前日、今月26日、午後4時50分からです。