山口県下関市と北九州市を新たに結ぶ「下関北九州道路」が周辺の環境にどのような影響を与えるのか調査結果が取りまとめられ、県などが地域住民に説明しました。
下関北九州道路環境影響評価準備書の説明会には10人ほどが集まりました。
「下関北九州道路」は、関門トンネルと関門橋の代替機能を持つ新たな道路として山口県と北九州市が都市計画の手続きを進めているものです。
ルートは、下関市の旧彦島有料道路と北九州市の都市高速道路を結ぶおよそ8キロが予定されています。
周辺の環境にどのような影響が出るか、調査や予測などをし、今回、環境の保全に関してとりまとめた準備書が公表されました。

この中で、橋を1日に通る車両は、最大2万8200台と予測。
騒音は、一部の地点で環境基準を超過しますが、遮音壁の設置などで環境基準以下になるとしました。
工事に伴う海底の掘削がスナメリなどに悪影響を及ぼす可能性を示し、モニタリング調査を行うことが説明されました。

準備書と都市計画案は11月1日まで県と北九州市のウェブサイトで閲覧できます。説明会は、9日午後2時からも彦島公民館で開かれます。