大規模な土砂災害を受け山形県鶴岡市西目地区で続く避難指示について、今月28日にも解除される見通しとなりました。
去年12月31日に起きた鶴岡市西目地区の土砂災害では、30棟以上の建物が倒壊し、現在も4世帯13人が避難生活を続けています。その後、県では、再び土砂崩れを起こさないよう、避難指示が出ている民家の裏山の土砂を取り除く工事を行い、先月末に完了しています。
鶴岡市・皆川治市長「鶴岡市災害対策本部を開催しまして4世帯13名に継続していた避難指示を解除したいと考えている」
鶴岡市の皆川市長はきょう、21日に視察した際、県から、対策工事の結果、避難指示が解除できる基準になったと説明されたと明らかにしました。そして、斜面の動きを測る「ひずみ計」の設置も完了したため、来週28日にひずみ計の作動を確認したあと災害対策本部を開き、避難指示を解除すると発表しました。
鶴岡市・皆川治市長「避難者に解除後の帰宅の意向も聞いている。しっかり進むように最後まで取り組みたい」
市によりますと、避難している4世帯のうち3世帯が年内の帰宅を希望しているということです。また、残るがれきや土砂の撤去工事や全体の整地作業は、年度末にかけて行われるということです。







