山形市の伝統的な鋳物産地・銅町で長年「山形鋳物」の製造を手がけてきた「有限会社 清光堂工芸社」が、山形地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたことがわかりました。

東京商工リサーチによりますと、清光堂工芸社は江戸後期の創業で、鉄瓶や茶の湯釜を中心に製造し、国内だけでなく中国や台湾など海外への輸出も積極的に展開していました。1990年代の全盛期には、年間1億円を超える売上を計上していました。

しかし、近年はライフスタイルの変化に伴う茶道人気の低迷などから販売が落ち込み、直近の2025年2月期の売上高は約3360万円まで低迷していました。

資金繰りが悪化する中、去年6月に事業を停止した状態となっていましたが、債務の整理が進まず、今回の法的措置に至ったということです。

東京商工リサーチによりますと負債総額は約1億1300万円に上る見通しですが、現在精査中であるため、今後変動する可能性があるとしています。