県と山形市が検討を進めているスポーツ施設について、スケートやアイスホッケーなどのスポーツ団体が、スケート場の設備も含めた形での早期実現に向け、山形市長に対し要望しました。

山形市に要望書を提出したのは、スケート・アイスホッケー・カーリングの3つの競技団体です。

県によりますと、県内では2017年に屋内スケート施設が閉鎖して以降、公式大会が開催できる屋内スケート施設がない状態が続いています。

去年から県は新たに体育館と武道館の整備を目指す山形市と共同し新たなスポーツ施設の整備に向けた検討を重ねていますが、いまだ、整備するかも含め決まっていない状態です。

こうした中きょうは県内のスポーツ団体が、より早い整備を求め山形市長のもとを訪ねました。

提出した要望書では、屋内スケート施設の早期整備のほか、氷上スポーツの普及を図るイベントへの財政支援などを求めています。

県カーリング協会 髙橋亘 会長「県内に練習環境がないと競技人口も増えないし、アイスホッケーやカーリングは盛岡まで行って月1回という頻度で練習している」

山形市はきょうの要望を受け、県と連携して今後も検討を進めていくとしています。