自宅で赤ちゃんに熱湯をかけたとされる母親の裁判の判決公判が3日に開かれ、執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。

傷害の罪に問われているのは、山形市桧町の無職の女(28)です。

判決などによりますと、女は今年2月、自宅で生後3か月の実の子に対し、尻などに熱湯をかけ、全治およそ1か月のやけどを負わせたとされています。



初公判で女は起訴内容を認め、犯行の理由について、おむつ交換の際に子どもが大声で泣き、足をばたつかせていたことなどからイライラがピークに達し、飲んでいたお茶をかけたとしていました。

前回の裁判で検察は、「90度の熱湯をかけるなどして犯行は悪質」などとして、懲役1年6か月を求刑。

一方、弁護側は、「真摯に反省しており、二度と過ちを犯さないことを誓っている」などとして、執行猶予付きの判決を求めていました。