年末年始に多くの人で混雑することが見込まれる天童市の大型商業施設できょう、万が一の事態に備え消防による防火器具の立ち入り検査が行われました。

この検査は、年末年始の商業施設で万が一の事態が発生した時に迅速に対応するため、防火器具の状況を通常よりも強化して確認することを目的に天童市消防本部が毎年、行っているものです。

きょうは消防職員7人がイオンモール天童を訪れ、1階と2階、屋上にある防火器具を点検しました。

職員は防火ドアやシャッターの近くに妨げになるものが置かれていないか。

そして、正常に機能しているかを確認したほか、消火器の使用期限や避難経路について確認していました。

イオンモール天童 オペレーションマネージャー 近藤博さん「快適な施設になるようにはもちろんですが、その前に、安全安心にお客様がご利用いただける環境が大事。安全安心を心がけて店舗運営していきたい」

天童市消防本部管内では今年、13件の火災が起き、去年の同じ時期に比べ、2件増えています。

この季節は、ストーブなど火を取り扱う機会が増えるため、消防では一人ひとりの防火意識の向上を呼びかけています。

天童市消防本部 課長補佐(兼)予防係長 東海林孝之さん「もし店舗内で火災が発生した際には、従業員の方が適切に避難誘導してくださる。お店の方の指示にしたがって次の行動に移ってもらえればと思っています」