来年度からの工業高校との統合が決まっている米沢商業高校できょう、閉校記念式典が行われました。

米沢商業高校は1902年、明治35年に東北で3番目の商業高校として米沢市に
開校しました。

その歴史は122年。来年度から米沢工業高校と統合し米沢鶴城(かくじょう)高校として生まれ変わります。

きょうは閉校記念式典が行われ、多くの卒業生と元職員たちも母校に足を運びました。



米沢商業高校 井上和広 先生(73回卒業生)「一言ことで言えば寂しいの一言なんですが、一ついい形の締めくくり、そしていい形のスタートを切れる節目にしたいなと」

井上先生はこの米商を卒業後、教員として再び戻ってきました。

米沢商業高校 井上和広 先生(73回卒業生)「式典にこれほどの同窓生の方がいらっしゃるのは聞いたことがない。それだけ母校への思いがあるということを目の当たりにした」

式では生徒代表の畠中莉乃さんが別れの言葉を述べました。

米沢商業高校3年生 畠中莉乃さん「いよいよ終わりになるのかというものすごく寂しい気持ちが強く湧いてきます。けれどもこの閉校は次の始まりの第一歩であることを私たちは理解しています」

式典の最後には、在校生が歴史を振り返るスライドショーを披露しました。

米沢商業高校 井上和広 先生(73回卒業生)「マラソン大会で足がつった思い出とか、スキーで転んで他校の先生にたすけてもらったとか、新しい学校になっても学びは継続していく。(生徒には)新天地への活躍に目をむけて頑張ってもいたい」

出席した人たちはスライドショーを見ながら思い思いの感情が溢れている様子でした。