山形県寒河江市で警察と民間企業が協力し、土砂災害を想定した対応訓練が行われ、災害への備えや連携を確認しました。
訓練には寒河江警察署や民間企業からおよそ20人が参加しました。

道路が冠水し動かなくなった車を移動するという想定で行われた訓練では、警察官らが「ミニレッカー」と呼ばれる機材を使い車を動かす方法を学びました。

土砂崩れに巻き込まれた人を助け出す訓練では、救助活動の際に協力する協定を結んでいる民間企業が、大型の重機を使い、警察官と連携しながら捜索に当たりました。
寒河江警察署 髙橋凌空 巡査「埋まっている方を掘り出して搬送する訓練が一番肉体を使うし、連携も必要だったので、そこが一番つらかったです。警察官の一員として今回の訓練の経験をいかして県民の安全安心、命などを迅速に助けられるように活動していきたいと思っています」

大型の災害では救助作業の際に、警察だけではなく、民間の力も重要になるということで、警察ではこうした訓練を通して連携を高めていきたいとしています。