寒河江警察署できょう、犯人の追跡や行方不明者の捜索活動に協力する、嘱託警察犬の指導手に嘱託書が手渡されました。
交付式に参加したのは、今年で6回目の伊藤繁則さんと、娘のレイニング享さん。そして、鈴木武さんの3人です。

嘱託警察犬とは、一般家庭や民間施設が飼育や訓練などをする警察犬です。

県内では24頭が登録されていて、警察の要請を受けて指導手の指示と共に捜索などを行います。寒河江警察署管内では、去年は9件、今年は8件の出動がありました。

所有者兼指導手 伊藤繁則さん「救助しなければいけない方に行きついたり、方向性を探して警察の方々にどのような可能性があるかを示したりすることが我々の社会貢献だと思っている」

今年初めて嘱託書を受け取った伊藤さんの娘、享さん。指導手としての道を歩むなかで挫折を経験しましたが、とある父の姿を見て継ぐことを決めたそうです。

指導手 レイニング享さん「父が楽しくやっている姿を見ていて、継ぎたいなという思いが強くなって、いま父の背中を追いかける形になって、良かったのかなと思う。学びにしていきながら協力できていければいいかな」

嘱託期間は、きょうから来年の6月30日までです。








