「新品のタイヤと交換した」などと嘘を言い、パンク修理を依頼した山形県酒田市の客から現金およそ25万円をだまし取ったとして、きのう、自動車関連会社に勤める27歳の男が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、三川町に住む自動車関連会社の社員で、27歳の男です。

警察によりますと、男は、今年1月17日と19日の2回にわたり、酒田市の当時69歳の男性からタイヤのパンク修理を依頼された際、実際は修理をしていないにもかかわらず、「新品のタイヤと交換した」と嘘を言い、合わせて、およそ25万円をだまし取った疑いがもたれています。

被害男性は、去年10月から複数回、何者かに、タイヤをパンクさせられる被害に遭っていて、警察が捜査を進めていたところ、新品のタイヤに交換されていないことがわかり、今回の詐欺事件が発覚しました。

男は被害男性の営業担当だったということですが、警察では、会社の関与はなく、男が単独で犯行に及んだとみています。

男は容疑を認めていて、警察は、男が器物損壊事件に関与しているかなどを調べています。