山形県内では、今年、山火事が相次いでいて、件数と焼失面積がともに平成元年以降で最大となっています。
県では、山火事に最大級の警戒を呼び掛けていてけさは、巡回活動にあたる職員たちの出発式が行われました。

村山総合支庁で行われた出発式では、小畑義一森林整備課長が空気の乾燥が続いている現状について話し、「山菜採りなどで山に入る人も増えてくるため、火の始末について広く注意喚起をしていくことが必要」などと職員に注意の必要性を共有しました。

県内では、今年、大規模な山火事が相次いでいて、県によりますと、今月8日までに県内で18件、合わせておよそ203ヘクタールが焼失しています。
件数と焼失面積ともに平成元年以降で、最大規模の被害となっています。

こうした状況を受け、県では、山火事防止に向けて最大級の警戒を呼び掛ける
「特別警戒期間」を、今回はじめて設定しました。

職員たちは、広報車で地域を回り、注意喚起を図っていくということです。
村山総合支庁 小畑義一 森林整備課長「山火事の要因として多いのはたき火、野焼きです。あらかじめ火が拡大していかないような準備を自らやってほしい」

「特別警戒期間」の運動は、今月31日まで行われます。








