山形県大石田町できょう、地元の児童たちが町の指定天然記念物を観察し、地元の魅力を学びました。

自然あふれる、大石田町の里山。こちらで児童たちが観察するのは、町の指定天然記念物、ギフチョウとヒメギフチョウです。

これらはアゲハチョウの仲間で、およそ3400万年前の化石からそっくりなものが発見されていることから、生きる化石とも言われています。

大石田町は全国でも珍しく、ギフチョウとヒメギフチョウのどちらも生息している
地域なのだそうです。

児童「まったく見たことがありません。見られたらよく観察したい」

雪解けと同時に成虫になるギフチョウですが、きれいな舞をみせるのはおよそ一週間。今年は暖冬の影響で成虫になる時期が早まっていることもあり、きょうはギフチョウが飛ぶ姿は見られませんでしたが、児童たち、あるものを発見しました。

真珠のように輝く、ギフチョウの卵です。

大きさはおよそ1ミリですが、ここから一年をかけて来年の春に成虫になっていくということです。

児童「葉っぱについている卵です。すごかった。おもしろかった」

児童「小さい粒がいっぱいくっついていた(Q色はどうだった?)黄色。薄い黄色みたいな色」

大石田町歴史民俗資料館文化財主査 大谷俊継 学芸員「ギフチョウとヒメギフチョウが生息していること自体が、健全な里山を維持しているということなので、自然の豊かさを知ってもらい、大事にする気持ちを持ってもらいたい」

児童たちにとって地元の魅力を知る貴重な経験となったようです。