山形県と宮城県の地元企業での働き方を知ってもらおうと、大学生などを対象としたバスツアーがきょう始まりました。

バスから降りてきたのは17人の大学生。それぞれ、山形と宮城の大学に通っています。
きょう始まった「みやぎ・やまがた若者交流フィールドワークツアー」は、山形・宮城それぞれの県の企業を訪問し、働き方やその土地を知ることで若者の地元定着につなげようと、開かれたものです。

きょう、訪れたのは村山市にある賑わいづくりの施設、「Link MURAYAMA」。
学生たちはかつて教室だったスペースが誰でも利用できるゲストハウスや地元企業のオフィスなどに使われていることを視察し、実際に働いている若手社員の説明に耳を傾けていました。
参加した学生のほとんどが山形や宮城の出身ですが、中には…。
宮城県の大学生(埼玉県出身)「大学(進学)で移住してきたので、せっかく来たなら その魅力に触れたい。将来につながるかはまだ決めていないが、そういうモチベーションで(話を)聞いている」
また、就職活動を目前に控えた学生にとってもいい刺激になったようです。
県内の大学生(南陽市出身)「山形にずっと住んでいるにも関わらず、地域のことをあまり知らないなと思って、次は3年生で就活の時期でもあるのでいい機会。建築を学んでいるので、学校の廃校やリノベーションに興味がある。いろいろ見て回りたい」

バスツアーはあすも行われ、学生たちは宮城県内の企業などを訪れる予定です。







