天皇皇后両陛下と愛子さまは、6日午前、JR福島駅に到着され、1泊2日の日程で被災地の復興の状況を視察されています。
天皇陛下は6日夜、宮内庁を通じて訪問1日目の感想を寄せられました。
【以下、全文】
東日本大震災から15年という年に初めて3人そろって福島県を訪れることを感慨深く思います。
きょうは内堀知事から東日本大震災がもたらした被害の大きさ、復興に向けたこれまでの福島県の取り組みなどについてお話を伺い、理解を深めることができました。
その後、双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館で花をお供えし、犠牲となられた方々に哀悼の意を表するとともに、これまでの福島の人々の苦難を思い、復興に尽力されてきた方々への敬意の念を新たにいたしました。この伝承館では、伊沢双葉町長から避難者の帰還の状況や、復興に向けた取り組みについてお話を伺い、また、発災当時の映像や資料の展示、高村館長の説明を通じて地震・津波・原子力発電所の事故という複合災害の被害の大きさや教訓を再認識しました。
そして、つらい経験を自ら語ることを通じて、震災の経験や教訓を伝える活動は、大変意義深いものであると思いました。また、被災された方々のお話を伺い、発災直後の状況や長期間にわたる避難生活など、みなさんが経験された苦難の一端に触れ、そのご苦労をしのぶとともに、現在もみなさんが地元の復興に力を尽くされていることに深い敬意を抱きました。
その一方で、いまもなお様々な困難が残されていることや、古里の町に帰ることができない方が多くおられることに心が痛みます。
初めて福島県を訪れた愛子にとっても、今回の訪問は、被災された方々や復興を担う方々からお話を直接伺う貴重な機会になることと思います。
私たちそろって東日本大震災による被害の大きさを肌で感じるとともに、様々な苦難を乗り越えてこられた福島の人々の思いを改めて深く心に刻み、災害の記憶や教訓を引き継いでいくことの大切さについて思いを新たにいたします。
そして、福島の今後の着実な復興と人々の幸せを心から願っていります。きょうは多くの県民のみなさんに温かく迎えていただいたことに心から感謝いたします。










