がん細胞の増加抑制?「L8020乳酸菌」とは
やってきたのは、福島市のドラッグストア。中に入ると、オーラルケア関連の商品がずらりと並んでいます。その中に、あった「L8020乳酸菌」の文字。
ツルハドラッグ野田西店・店員「こちらは主に40代から60代の女性にご好評をいただいております」

「80歳まで20本以上の自分の歯を保とう」という日本歯科医師会が推奨する「8020」運動から名づけられたL8020乳酸菌。このL8020乳酸菌は、広島大学の二川浩樹教授が、むし歯になったことがない人の口の中から発見したものです。L8020乳酸菌について、二川教授と共同で研究を進めているのが、秋田大学医学部附属病院の佐藤雄亮准教授です。
佐藤准教教授「L8020乳酸菌のパワー、がん細胞に対して抑制的に働く力はものすごく強いということが分かってきている」
実は、佐藤准教授の専門は「食道外科」。歯科医ではありませんが、口内の環境が全身の健康にも影響を及ぼすと考え、研究を行っています。
佐藤准教授「L8020乳酸菌が出す特定の物質が、悪い作用を及ぼす歯周病菌を抑えるということが(広島大学)二川先生の研究で分かっていたんですけど、その物質を、私が食道がん細胞にかける研究をしてみたら、それだけでもがん細胞が増えるスピードをすごく遅くすることができる」













