前回大会は悔しい結果に それでも続けた原動力は…
4年前のデフ世界柔道選手権では銀メダルを獲得するなど、デフ柔道を引っ張る存在になった蒲生選手。しかし、前回のデフリンピックは、悔しい結果に…。
蒲生和麻選手「手術をしなければいけない状況だったんですけど、せっかくの4年に1度のデフリンピックということで出場したのはいいが、実際に出てみて内容だったり満足いくような結果にはならなかったので、悔いが残っています」
大会3週間前に、左膝の前十字靭帯を断裂。それでも畳に立つことを選びましたが、結果は5位とメダルには届きませんでした。どんな状況でも、柔道に向き合い続けられた理由、それは“ある原動力”があったからでした。
蒲生選手「やっぱり私を生まれたときから支えてくれた父親と母親の存在ですかね。母親は自分の柔道を見ることがとても楽しみだという言葉を思い出して」
蒲生選手が思うデフリンピックの魅力とは…。
蒲生選手「色々な人がいる中で、世界を相手に一緒に戦っていくいうところに魅力があるんじゃないかと思う。まだ手話勉強中の監督とか、コーチにサポートしていただくんですけど、その時に試合でのコミュニケーションをどのように情報伝達しているのかそこに注目してもらえれば」

前回の悔しさをバネに、まもなく開幕する東京デフリンピックに向け、闘志を燃やしています。
蒲生選手「今回は自国開催ということで、福島の皆さんとか色んな方々に応援していただけるということで、必ずメダルをとって皆さんに良い報告ができるかと思うので、応援よろしくお願いします」
両親、そして応援してくれる人たちのため。蒲生選手は、東京で世界の頂きへ挑みます。













