福島県内で、クマのエサとなるブナやコナラなどが、今年は「凶作」となっていることから、県は、クマが人里近くに多く出没するおそれがあるとして注意を呼びかけています。

県は、クマの出没傾向を予想するため、エサとなる木の実の状況について毎年調査しています。その結果、ブナとコナラ、そしてミズナラは県内全域で、5段階の評価のうち、下から2番目にあたる「凶作」だということです。これは、実りが少なかったおととしを上回る凶作で、今年は夏に雨が少なく、実のつきが悪かったことが原因とみられています。

県は、クマがエサを求めて人里近くに多く出没するおそれがあるとして、屋外に生ゴミを放置しないなど対策を呼びかけています。