来年1月から福島県内では最低賃金が時給1033円に引き上げられます。引き上げ幅が78円で過去最大となる中、県労連は県に対し、中小企業などへの独自支援を求める要望書を提出しました。
福島労働局は今月6日、労働者側と経営側、それに専門家で作る最低賃金審議会の答申を受けて、来年1月1日から県内の最低賃金を時給1033円に改正することを発表しました。引き上げ幅は78円と過去最大で、県内では初めて時給が1000円を超えることになります。
これを受け、福島県労働組合総連合は9日、福島県に対して中小企業や小規模事業者への独自支援を求める要望書を提出しました。この中では、県独自の支援金制度の創設や、事業主が負担する社会保険料の減免制度の創設を国に要望することなどを求めています。
要望を受けて県は「県内の中小企業の意見を聞きながら対応について検討していきたい」としています。