福島県本宮市に、安達地区で初めてとなる特別支援学校が新たに開校しました。県立高校に併設して作られたこの学校。生徒同士の交流も期待されています。

福島県立あだち支援学校は本宮市、二本松市、大玉村を含む安達地区の特別支援教育を充実させようと今月開校しました。

9日は入学式が行われ、24人の生徒が新たな学び舎で学校生活をスタートしました。

あだち支援学校高等部・渡邉天さん「先生方に学び友達と仲良く元気に勉強や運動を頑張ることを誓います」

あだち支援学校の高等部は、県立本宮高校に併設されています。式では、開校に合わせて作られた校歌や、校章がお披露目されました。安達地区の豊かな自然をイメージしたこの校章。本宮高校の美術部の生徒がデザインしました。

末永万智アナウンサー「教室の前では、このように文字だけではなくピクトグラムを表示することで、すべての生徒に分かりやすいよう工夫されています」

支援学校には、知的障害のある生徒も在籍していることから、わかりやすい案内表示を採用したり、動きやすい導線を作るため、廊下を広くしたりしています。また、新たにスロープを作り、車いすの生徒も通学できるように整備しました。

今後は、障害の有無に関わらず、本宮高校の生徒との交流も期待されていて、文化祭などの行事も一緒に行っていく予定です。