手作りのロケットが勢いよく飛んでいきました。子どもたちに楽しみながら科学に親しんでもらおうと、宮城県大和町の小学校で東北大学の教授による出前授業が行われました。
出前授業では、大和町の吉岡小学校の5年生およそ150人がペットボトルのロケット作りに挑戦しました。児童たちは、講師を務めた東北大学の小宮敦樹教授から、ロケットの尾翼の切り方によって飛び方が変わることなどを教わりながらロケットを作っていました。

そして、完成したロケットを持って校庭に。
発射台にロケットを設置し、ポンプを押して空気圧をかけていきます。
「3,2,1発射!」「おー!」

勢いよく飛び出したロケットたち。なかには60mほど先まで届くものもありました。
児童:
「工夫したところは羽根の枚数と水の量で、遠くに飛ばせるように頑張りました」「思ったよりちゃんと飛んで良かった。(理科の実験は)おもしろくて楽しいと思った」

東北大学流体科学研究所 小宮敦樹教授:
「最近理科離れが激しいというのもあって、小さいうちに実体験を積んで経験してもらうと興味をもってもらえると思ってこういう活動をしている」

この出前授業は、東京エレクトロン宮城が2009年から行っているもので、コロナ禍で4年ぶりに再開されました。今年度は、県内6つの小学校が対象で、来週以降、仙台市の小学校でも授業が行われます。







