東北最大級の美術の公募展「河北美術展」で、日本画部門の最高賞を受賞した新藤圭一さんの作品展が宮城県登米市で開かれています。60歳から作品づくりを始めた新藤さん、「心に染みる日本画を描きたい」と82歳になる今も創作意欲は高まっています。
登米市登米町で開かれている作品展には、仙台市在住の新藤圭一さんが描いた日本画10点が展示されています。
現在82歳になる新藤さんは、会社を60歳で定年退職したのを機に日本画教室に通い作品づくりに励んできました。

作品はどれも2003年以降、河北美術展に出展し入選・入賞したもので、孫の健やかな成長を願い描いたものや、ニッコウキスゲやワタスゲが自然豊かな湿原に咲き乱れる風景画など、岩絵具を使った伝統的な技法によって表現豊かに描かれています。

新藤圭一さん(82):
「油絵などとよく比較するが、日本画の方が非常にいろいろな色の表現と金と銀などが使えて表現ができるのが日本画の魅力」

今年の河北美術展では、新藤さんの作品が、日本画部門の最高賞となる「河北賞」に選ばれました。その作品「山河明ける」は、雄大な最上川沿いに広がる早朝の集落の暮らしを描いていて、あすへの希望が込められています。

新藤圭一さん(82):
「人々の暮らしの温かさや、私の気持ちの中ではきょうも頑張ってほしいなという気持ちを込めてこの画と格闘した。見れば見るほど心に染みる思い出の深い日本画を描きたい」
新藤圭一さんの作品展は登米市登米町の「高倉勝子美術館」で7月31日まで開かれています。







