田んぼに水を貯めて浸水被害を軽減させる「田んぼダム」のシンポジウムが12日、宮城県大和町で開かれその効果が報告されました。
大和町で開かれたシンポジウムには、地元の農家らおよそ200人が参加しました。

田んぼダムは、大雨が降った際、雨水を一時的に田んぼに貯めて下流地域への排水量を抑え、浸水被害を軽減させようという取り組みです。

シンポジウムでは新潟大学の宮津進助教が大崎市内で行った検証の結果、田んぼダムの面積を増やした場合、浸水被害面積が47%、浸水量が85%といずれも減少し、大きな効果が得られたことを報告しました。

参加した大和町の農家:
「ゲリラ豪雨など局地的な線状降水帯などがあるので、そのような時に被害を抑えるためには(田んぼダムは)非常に効果があると感じている」

県内では、去年1500ヘクタールあまりで田んぼダムの取り組みが行われていて県は、さらに田んぼダムを普及拡大させたいとしています。







