宮城県塩釜港で宮城海上保安部の巡視船から重油が漏れ出し、ノリなどの水産物が出荷できなくなった問題で、海上保安庁の賠償額などが8億3000万円に上る見込みとなりました。

この問題は2026年3月、塩釜港で宮城海上保安部の巡視船から最大1万5000リットルの重油が流出し、周辺の漁場で養殖していたノリやワカメ、コンブが出荷できなくなったものです。海上保安庁が漁業者への賠償や処分費などの支払いを進めていて、これまでに重油が付着した水産物の処分費は約1億6000万円が支払われました。

また、出荷できなかった水産物の逸失利益に対する賠償は、約5億4000万円に上る見込みです。被害を受けた養殖いかだや漁具の購入費などは、約1億3000万円となる見込みです。

一方、第二管区海上保安本部や、宮城県のその後の海域調査では重油は確認されておらず、8月23日に鈴木農林水産大臣らが出席して開かれる会議で、漁場の安全宣言について、協議されるということです。