夏休みに地元の歴史を肌で感じたようです。
阿武隈川近くにある宮城県岩沼市の「原遺跡」で子どもたちが遺跡に触れるツアーが開かれました。

玉置佑規・キャスター:
「今からおよそ1300年前の奈良、平安時代の遺跡とされる原遺跡。この辺り一帯には当時の人々の暮らしを物語る出土品が発掘されています」

岩沼市の「原遺跡」で開かれたツアーに参加したのは、市内の小・中学生ら18人です。市の職員のガイドを受けながら子どもたちは早速、遺跡周辺を見て回りました。
職員のガイド:
「昔の阿武隈川のラインはここ。向こうが阿武隈川。こっちが人が住んでいる場所。ちょうど川際のあたりになる」

「原遺跡」には、奈良・平安時代に人々の往来の拠点となり関所の役割も持つ「玉前駅家」があったと考えられていて、岩沼市では2016年から発掘調査が進められています。遺跡からは、身分の高い人の住居や貯蔵庫に使われていたとされる「掘立柱建物」の跡や、当時、都として栄えた奈良一帯でしか使用されていない硯などが出土しています。

職員のガイド:
「文字を書くための道具が出土したということはここには偉い人がいたのではないかということになる」

ツアーを終えた子どもたちは実際に「原遺跡」から発掘された硯や土器を見て理解を深めたほか、紙粘土での土器作りなどにも取り組み、当時に思いを馳せていました。

参加した小学生:
「岩沼にこんな所があったんだなと」
「すごいことだと思った」
参加した小学生:
「(遺跡が)この辺にあるっていうのはいいことありそう」
「学校の人たちに教えたい」

岩沼市教育委員会生涯学習課・風間 啓太・主査:
「遺跡や発掘は敬遠されがちなテーマだと思うが、実際に足を運んでもらい、見て触れてという体験型のイベントを企画することで少しでも身近に感じてもらえたらうれしい」

岩沼市は今後、国指定の史跡を目指し「原遺跡」の発掘調査を続けるということです。







