仙台市が市内の下水道管を重点調査した結果、1年以内に対策が必要な区間が1.1kmに及ぶことが分かりました。

中村洋輝記者
「排水施設から地下を通って仙台港に通じる雨水管が、1年以内の対策が必要です」

仙台市宮城野区にある北新田排水ポンプ場と接続する雨水を流す水路では、今回の調査で1年以内に劣化対策が必要な「緊急度I」と判定されました。

その理由は、海水に起因する塩害です。

水路上部のコンクリートが一部はがれてしまい、鉄筋部分があらわになっていることが明らかになったのです。

この調査は、2025年1月に起きた埼玉県八潮市の道路陥没事故を受けて、全国で実施されているもので、設置から30年以上経過した下水道管が主な対象です。

調査の結果、仙台市内では全長61.9kmのうち、1.1kmの区間で1年以内に対策が必要となりましたが、空洞や、直ちに陥没につながる箇所は見つからなかったということです。

上下水道事業に詳しい、東北大学の佐野大輔教授は、今回の調査対象が直径2m以上の管に限定されていることなどから、継続した調査が重要と指摘します。

東北大学大学院工学研究科 佐野大輔教授
「氷山の一角まではいかないまでも、まだ見ておいた方が良い所もあるかも知れないので、継続してモニタリングしておくことが大事」

今回の調査では、5年以内に対策が必要な下水管が1.5km見つかりました。

仙台市は劣化具合に応じて、今年度から補修工事に着手することにしています。