東北電力女川原子力発電所で発生した低レベル放射性廃棄物を、青森県にある埋設センターに運ぶための輸送船が19日、女川原発に入港しました。

女川原発に入港したのは低レベル放射性廃棄物の輸送船「青栄丸」です。低レベル放射性廃棄物は放射線レベルが基準以下の廃液や樹脂、作業服などの廃棄物で、今回輸送されるのは、このうちドラム缶520本分の不燃物です。

当初は2025年6月に輸送される予定でしたが、放射線レベルの再検査のため延期され、12月8日に発生した青森県東方沖の地震に伴う北海道・三陸沖後発地震注意情報の影響で再度、延期されていました。

女川原発から低レベル放射性廃棄物が輸送されるのは2023年2月以来で、これが13回目です。青栄丸は21日、女川原発を出港し12月22日には青森県六ヶ所村にある日本原燃の埋設センターへの輸送が完了する見込みです。