地元にあるさまざまな仕事について理解してもらおうと「中学生のための仕事博覧会」が宮城県名取市の中学校で開かれ、生徒たちが職業体験をしました。

宮城県名取市立第二中学校で開かれた「中学生のための仕事博覧会」には、1年生約120人が参加しました。

それぞれの教室には、名取市内の製造業や小売業のほか警察や自衛隊など33のブースが並び、生徒たちは仕事の内容ややりがいなどについて話を聞きました。

名取市内に本店がある理容室のブースでは、生徒たちが髪の毛のカットを体験。専用のハサミを持つのももちろん初めてです。

体験した生徒:
「難しいです」

このほか、郵便局のブースではハガキを郵便番号ごとに振り分ける作業を体験したり、葬儀社のスタッフから数珠の持ち方や焼香の作法を学んだりして仕事への理解を深めていました。

参加した中学1年生:
「自分が知らなかったことを話を聞いて知れたのでよかった」

参加した中学1年生:
「こういう職業もあるんだなと知れたので、今後視野に入れて職業を選びたい」

名取市立第二中学校・渡邉義行校長:
「子どもたちが将来の目標を見つけ職業選択を考える上で貴重な機会、経験になる」

名取市立第二中学校はこの取り組みを2017年から毎年行っていて、2026年以降も地元企業などの協力を得ながら続けたいとしています。