仙台市出身で、エジプトのバレエ団でプロのダンサーとして活躍する女性がいます。仙台からプロになるまでの道のり、そして彼女が挑戦する新たな夢に迫りました。
■エジプトのバレエ団で活躍する仙台出身の「松澤うらら」さん
仙台市出身のバレエダンサー・松澤うららさん(26)。

彼女の舞う舞台はエジプト。首都・カイロにあるエジプト唯一の国立バレエ団に、所属しています。

スイスの国連本部やドバイ万博など大規模なイベントにも招かれ、世界をまたにかけて踊ります。
そんな彼女が、この秋、地元、宮城に帰ってきました。エジプトへ至るまでのその道のりとは、どのようなものだったのでしょうか?
松澤うららさん:
「バレリーナになる以外の夢を考えたことがなかったので、自分は条件的に才能がある方ではないということが、成長するにつれてわかってきたんですけど、それでも私はプロとしてバレエをしたかったので」

バレエを始めたのは4歳のとき。母親のすすめがきっかけでした。

通っていたのは仙台市太白区八木山にあるバレエ教室。小学校1年生の時からプロになるまでの十数年間、ここで技術を磨きました。彼女を指導してきたのが高橋厚子さんです。

松澤さんを指導した高橋厚子さん:
「すごくポジティブで、バレエ大好きっていう感じで、エネルギッシュな、小さい頃からそういう生徒でした。メンタルの強さ、出てきただけで存在感が光るものを持っている」

うららさんの人生が変わったのは2016年のことでした。