仙台市に本社がある印刷会社が去年、サイバー攻撃を受け,卒業アルバムのデータが外部に漏えいした可能性があると発表しました。17万件を超える個人情報が漏えいした可能性があるということです。

サイバー攻撃を受けたのは仙台市青葉区に本社を置く印刷会社「斎藤コロタイプ印刷」です。この会社によりますと去年7月、サーバーが「ランサムウエア」という身代金要求型ウイルスによるサイバー攻撃を受けました。

その結果、2023年度に制作した卒業アルバムに記載されている氏名や写真など最大で17万3000件のデータが漏洩した可能性があるということです。

仙台市教育委員会によりますと仙台市立の小中学校のうち27校がこの会社に卒業アルバムの制作を委託していて、およそ2500人の児童、生徒の氏名や写真が漏えいした可能性があります。

会社によりますとこれまでにSNSへの流出など被害は確認されていないということです。