名取市内での建て替えが決まった県立精神医療センターについて、地元住民らが19日、宮城県に要望書を提出し現在の県立がんセンター西側の土地に整備するよう求めました。
要望書では、開院から70年近くがたつ県立精神医療センターについて、速やかな建て替えが必要だとして、同じく名取市内にある県立がんセンター西側の民有地に整備するよう求めています。地権者からも同意を得ているということです。これに対し県は、民有地ではなく県立病院機構や県が所有する5か所を候補地にしていると回答し議論は平行線となりました。

県立精神医療センター招致会議 岡本敬三さん:
「目の前に場所があって過去に候補地になった経緯がある。地域も受け入れると言っている」
精神医療センターを巡り県は当初、東北労災病院と併設して富谷市に移転させる計画でしたが患者らの反対を踏まえ名取市内での建て替えに方針転換しています。