上司からの日常的なハラスメントを受け精神疾患を発症したとして、陸上自衛隊の男性自衛官が、2024年12月、公務災害を申請したことを受け、所属する駐屯地が調査に乗り出していたことがわかりました。
公務災害を申請していたのは、宮城県内にある陸上自衛隊の駐屯地に所属する30代の男性自衛官です。

男性自衛官は、2006年の入隊直後から女装して忘年会に参加するよう強要されたほか、火のついたタバコを胸に押し付けられるなどのハラスメントを受け、PTSDを発症したと訴えています。

2月27日に男性自衛官が会見した際、所属する駐屯地は「事実関係を確認中のため、現段階ではコメントできない」としていましたが、その後の取材で、調査を開始していたことを明らかにしました。

今後、関係者への聞き取りを行うなどして公務災害にあたるかどうか確認し調査結果は本人に通知するということです。