10億分の1メートル、「ナノ」サイズの超微粒子をつくって子どもたちに科学の楽しさ、面白さを実感してもらおうと、宮城県大和町の小学校で東北大学の教授らによる出前授業が開かれました。

大和町の鶴巣小学校で開かれた出前授業では、4年生から6年生の児童25人が、東北大学の蟹江澄志教授から「ナノ粒子」について学びました。

授業では、児童一人一人がクエン酸ナトリウムなど3種類の薬品を使って実際にナノ粒子をつくっていきました。児童は、普段の授業では使わない器具や薬品に興味を持った様子でした。

参加した児童:
「少し難しくて理解するのが大変だったけど、楽しく優しく教えてくれたので、楽しく勉強することができました」
「普通の実験ではやらないことをやりました。難しかったけど楽しかったです」

この出前授業は、東京エレクトロン宮城が2009年から行っているもので、来年以降も継続し、子どもの理科離れを防ぎたいということです。