宮城県が進める4病院再編構想についてです。この構想は、仙台赤十字病院と県立がんセンターを統合して名取市に。東北労災病院と県立精神医療センターを併設して富谷市に移転し、名取市には医療センターの分院を置くものです。仙台赤十字病院とがんセンターの統合については既に基本合意が結ばれています。構想通り進めば仙台市内から2つの病院が無くなります。

この構想を巡り、仙台赤十字病院による住民説明会が20日、初めて開かれましたが参加者からは不安や憤りの声が聞かれました。

仙台市太白区の仙台赤十字病院で開かれた説明会には、近隣住民や患者ら133人が参加しました。2020年8月に移転構想が浮上してから病院が説明会を開くのはこれが初めてです。説明会は非公開で行われました。

病院や出席者によりますと、舟山裕士院長が、経営状況の悪化や人手不足、2013年にも建て替えや移転を計画したものの断念した経緯があることなどを説明し、名取市への移転に理解を求めたということです。

参加者:
「去年12月の基本合意の前に、こういう話をするべきだった。順番がおかしい。だから不信感が生じる」
「理解したっていう気持ちは全然ない。質問しようと思ったら打ち切られたから質問できなかった」
「身近にある大きな病院なので、もうちょっと市民の声とか(聞いて)検討してもらいたい」

仙台赤十字病院 舟山裕士院長:
「住民の皆さんが心配されているのは最もだと思うし、我々としても八木山の地を離れて他に行くというのは忸怩たる思い。ただ、宮城県全体の医療機能、病院のことを考えると、欠点はあるんですけど、それを補って余りあるものが得られる」

仙台赤十字病院によりますと、新しい病院の開院は2028年度中で病床は400床程度、診療科については30前後で検討しているということです。