東日本大震災の発生から11日で13年です。被災地には朝早くから遺族などが訪れて鎮魂の祈りを捧げています。
仙台市若林区荒浜の海岸には、日の出とともに多くの人が訪れて震災で犠牲になった人たちに鎮魂の祈りを捧げていました。

夫の同級生の家族が全員犠牲になった人:
「どうしても忘れてはいけない日。毎年ここに来て朝日を見て、そのたびに振り返る感じ」

また、宮城県南三陸町でも、津波で被災した防災対策庁舎で亡くなった人たちを思い手を合わせる人の姿が見られました。

県のまとめによりますと、東日本大震災で県内では、2月末現在、関連死を含め1万571人が死亡、1215人が行方不明となっています。
南三陸町民:
「あっという間の13年だった。能登でも元日から地震があって皆が大きな被害を受けたので、それがずっと東日本大震災の思いと重なり心を痛めている」

県庁2階の講堂には献花台が設置されています。午前9時の受け付け直後から県民や県庁の職員が次々と訪れて、花を供え手を合わせています。
兄の家族を亡くした姉妹:
「毎日仏壇に拝んでいるの」
「ずっとだね、自分の命がなくなるまで。ずっと思っています」

あの日から13年。県内は、きょう1日各地で追悼の催しが開かれます。







