「天下の奇祭」と呼ばれる静岡県東伊豆町稲取の伝統行事「どんつく祭」が2023年9月30日、5年4か月ぶりに復活します。男性を象徴する巨大なご神体をみこしに乗せて練り歩き、子孫繁栄などを願う祭典でしたが、集客力の低下を理由に、2018年以降は規模を縮小していました。練り歩きを含めた通常の規模に戻すことについて、どんつく祭実行委員長の瀧大輔さん(41=稲取東海ホテル代表取締役)に聞きました。

―5年4か月ぶりの通常開催を決めた経緯を教えてください

瀧:「どんつく祭」がなくなった後、地域の盛り上がりや昔から定着していた文化を継承していくべきではないかという、地域の方々の意見が多くありました。今年は、どんつく祭を復活させたくなりました。また、「どんつく祭」は、海外にもアピールできるイベント。海外からのお客様を増やしたいという狙いもあります。