休館している公共施設で、子どもたちが壁に自由に落書きできるイベントが5月25日、静岡県富士市で行われました。施設の改修工事前ならではの特別な一日となりました。
夢中になって絵を描く子どもたち。もちろん、巨大なキャンバス…というわけではありません。実はこれ、公共施設の壁なんです。
<児童>
Q 壁に落書きできるのはどう
「楽しい」
Q 家だったらどう
「怒るよママ」
「ママに怒られる」
静岡県富士市にある「吉原まちづくりセンター」は開設から40年、改修工事を控え、現在休館中です。工事で壁が剥がされる前に、子どもたちに楽しんでもらおうと、自由に落書きできるイベントを、富士市が企画しました。
<児童>
Q 何を描いた
「クマさん」
「これがパパ、黒いメガネをかけている。これがママ、これが自分」
なかなかできない経験に子どもたちは大はしゃぎです。およそ180人が集まり、あっという間に壁は落書きだらけに。
<児童>
「まちづくりセンターありがとうと書いた」
「こんな広々使ったことがなかったので、楽しかった」
「こんな楽しいのは初めて」
「まちづくりセンターでこんなことができるなんてすごくうれしい」
<吉原まちづくりセンター 二又川克己 センター長>
「子どもたちが、このことを思い出に、成長した時にセンターや地区に、その恩返しをしていただけたらと思う」
「吉原まちづくりセンター」は6月6月から改修工事が始まり、2023年4月に、リニューアルオープンする予定です。