原子力災害の発生時に遠くまで避難することが難しい要配慮者のため、静岡県菊川市が中部電力と共同で放射線防護施設の稼働訓練を実施しました。
放射線防護施設の稼働訓練に参加したのは、菊川市の職員や中部電力の社員などおよそ20人です。
原子力災害が発生した際に、長距離避難が求められる菊川市ですが、自分で市外への避難が難しい要配慮者が一時的に滞在する放射線防護施設を菊川市内に3か所設置しています。
担当職員は、施設内に放射線を入れないためのシャッターを下ろしたり、汚染された空気を浄化するフィルターの設置方法を確認したりしました。
<菊川市危機管理課 木村良一課長>
「ここに派遣する職員がマニュアルに基づいて訓練を実施し、実際に操作をして理解が深まったと思う」
菊川市は引き続き、中部電力と連携して訓練を実施していきたいとしています。