地域防災の担い手として期待される中学生ですが、新型コロナの影響で満足な訓練ができていません。そこで、藤枝市は防災を学ぶ特別授業を開きました。
<市の担当者と生徒>
「声かけてね」
「いっせーのーでっ!」
藤枝市で開かれた防災フェスティバル。葉梨中学校の2年生122人と市の職員が協力し、地域の災害リスクや役立つスキルを身につけようという授業です。新型コロナの影響で、生徒たちは防災訓練に参加できず、地域との関わりが弱くなっています。
<藤枝市立葉梨中学校 秋山友徳教諭>
「もしものときに地区の大きな人材になるので、子どもたちの防災の知識や経験をぜひ総合の時間に身につけてほしいと思って企画しました」
<市の担当者と生徒>
「重いから気を付けて」
「お〜!」
2021年、この地区に完成した防災広場では、簡易トイレや炊き出し用のかまどとして活用できるベンチの設置方法について学びました。
<葉梨中学校2年 林颯亮さん>
「中学生は地域の方に期待されていると言われたので、災害がもしあったときに自分から動ければいいなと思いました」
<葉梨中学校2年 長谷川和奏さん>
「(前は)大人から教えてもらうことばかりだったけど、自分からできることを見つけて進んで積極的にやっていきたいです」
8月には地区の防災訓練に生徒たちも参加する予定です。