陸上男子走り幅跳びで高校日本一を狙う選手が静岡にいます。東海大静岡翔洋高校の深沢瑞樹選手、3年生。2021年のインターハイでは準優勝、2022年、目指すは表彰台の頂です。

 深沢選手が、全国に名を知らしめたのはいまから2年前。競技歴わずか3年で、当時の高校1年生の歴代記録を12cmも更新したんです。
<深沢瑞樹選手>「8m12cmを超して高校歴代をつくる」
 ついに、ラストイヤー。高校歴代記録更新へ最後の挑戦が始まります。
<山崎加奈アナウンサー>「清水総合運動場に来ています。ここで学校終わりの深沢選手が練習をしているということなので、早速行ってきます!こんにちは、深沢くん、背大きいですね。何cmありますか?」
<深沢瑞樹選手>「182です」
<山崎加奈アナウンサー>「大きくて顔が小lさい。今どきの男の子ですわ」
 笑顔が素敵な深沢選手。普段の様子を聞いてみました。
<同級生>「自分っていうより人に気をつかう子ですね」「ほんわかしてるけどいつも謙虚で、人に優しい」
 深沢選手、中学に入るまではスポーツとは無縁の生活をしていました。
<深沢瑞樹選手>「幅跳びを始めたのは中学1年生の時。すごく小さい学校で部活動が3つしかなかった。仲良かった友達が『一緒に陸上やろう』って言ってくれて」
 深沢選手の特徴は、正確な助走と踏み切りです。
<菅間友一監督>「あの大きさながら走るスピードも速い。同時にバネも強く、しなやかに動かすこともできるところが強み」
 十種競技の元全日本王者、菅間監督も太鼓判を押します。そこで深沢選手がどれだけすごいのか私が実際に跳んで検証しようと思ったのですが…。
<山崎加奈アナウンサー>「深沢選手、雨が強いです」
 急に強い雨が…。それでも深沢選手が幅跳びの基本を優しくレクチャーしてくれました。ポイントは大きく分けて4つ。スピード感のある助走をすること、そのスピードのまま、線のギリギリを踏み切ること、腕を上げて空中でバランスをとること、そして、重心を前にして着地をすることです。このポイントを意識しながら、深沢選手と同じ右足踏切で挑戦です。
<山崎加奈アナウンサー>「届かなかったんですけど、砂場まで」
<深沢瑞樹選手>「左足踏切でしたね」
<山崎加奈アナウンサー>「言っていること違う。下の線を見る余裕はないし、私的には踏ん張ったんですけど、届かなかった。記録は0cm、雨のせいかな」
 深沢選手の目標は高校歴代1位の8m12cmを超えること。8mというと、だいたいこのくらい。身長155cmmの山崎アナが5人も入る長さです。深沢選手は記録更新のため、さらに助走練習に力を入れています。より遠くへ跳ぶためには、速いスピードを維持しながら、そこに力をプラスすることが必要です。2021年の秋からは短距離も強化し、今では、100mのタイムが全国大会の決勝レベルにまで成長。深沢選手の大きな武器になりました。そしてインターハイに繋がる最初の大会がありました。雨でコンディションが悪い中でしたが、深沢選手は優勝。インターハイ制覇へ一歩近づきました。
<深沢瑞樹選手>「雨の中だったんですけど、7mは安定して跳べていたのでそこは良かったと思います。インターハイでは優勝するっていうのもあるし、自分の中の目標である8m12cmを越して高校歴代を作るっていうのが目標です」