性暴力の根絶を訴える静岡県内の団体が被害経験者への調査をまとめ、加害者と被害者を生まないための研修や教育を徹底するよう県に求めました。

静岡県庁や静岡県警の各課を回ったのは、性暴力根絶をめざす「フラワーデモ静岡」のメンバーたちです。

この団体は性暴力被害を受けたことのある県内外の24人に実施したアンケートに基づく提言書をまとめ、県の担当者などに手渡しました。

<フラワーデモ静岡実行委員会 白井千晶代表>
「一番安全であるはずの家庭の中での性暴力が浮かび上がりました」

アンケートの結果、被害者の多くが、幼少期から家族や親戚、教師など身近な人からの性暴力を受けていたことが分かったといいます。

この団体は、県に対し教職員の研修の改善や児童・生徒への教育など、加害者も被害者もなくすための具体策をまとめるよう求めています。