災害時に被災者の入浴を素早く支援するため、水を再利用できるシャワー設備を搭載したトラックが静岡県藤枝市に導入されました。
藤枝市が導入した「多目的支援車」は、プライバシーが確保された2つのシャワールームは、AIによって効率的に水をろ過する循環型で、シャワーで使った排水の98%以上を再利用することができ、災害が起きた時に限られた水を有効活用することができます。
シャワールームは可動式のパーテーションによる組み立て方式で、使わない時は折り畳むことで、緊急支援物資などを積み込むスペースを確保することができます。
藤枝市大規模災害対策課 吉川武留さん
「一番は機動力。シャワーであったり緊急の物資を運び、そのままその場で設置をすることができるのがメリット」
AIによってろ過を行うシャワーを搭載した移動式の車は、全国で初めての導入です。藤枝市では、災害発生時には、市外への応援も含めて積極的に運用していきたいとしています。