身近な情報をお届けする「ライフ」です。「ものしリッス」でニュースや普段の生活の中でふと気になる素朴な疑問をリスくんと一緒に学びましょう。今回のテーマは、引っ越しや新生活などでこの季節、特に使う機会が多いこちら!「ダンボールのダンって、なに?」

 今回は、段ボールを製造している会社に教えてもらいました。
<イハラ紙器 製造部 山本清秀さん>「ダンボールは3枚の紙を貼り合わせたものになるが、この真ん中の中芯というものを、2本のギザギザしたロールの間を通すことによって波型となり、この波型の形が、段々になっていることから、ダンと呼ばれたのだと思う」
 ダンボールは、真ん中のギザギザした形をした「中芯」と呼ばれる紙の両面に厚紙を貼り合わせた計3枚の紙でできています。このギザギザした部分がその名の通り、「段」になっているように見えるということから「ダンボール」と名付けられたということです。では、一体、誰が名付けたのでしょうか?
<イハラ紙器 製造部 山本清秀さん>「日本で初めてダンボールをつくったこちらが井上貞治郎さんになる。段のついたボール紙ということで、色々と名前を考えたあげくに、単純で分かりやすく、語呂も良いことから、段ボールと命名したとされている」
 この方が100年以上前に段ボールを日本で初めてつくった井上貞治郎さんです。現在の、段ボール製造の大手企業「レンゴー」の創業者なんですね。山本さん、ありがとうございました。