1966年、静岡県旧清水市(現静岡市清水区)で一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」再審で無罪判決が言い渡された袴田巖さん(88)が9月29日、静岡市で行われた報告会に出席し、無罪判決後、初めて公の場で発言をしました。
<袴田巖さんの会見での発言>
「私が袴田巌でございます。待ちきれない言葉であります。無罪勝利が完全に実りました」
「ついに完全に全部勝ったと。きょうは、めでたく皆さんの前にでてきたということ」
「無罪勝利ということになるね。なかなか数字がなかったと、これまで勘定したの、無罪勝利という数字といういうものが消されちゃってる…」
「無罪勝利というのに検察は認めたということ。これからの闘いにおいては、政治的に社会的に地位を守ってく。これが根本的なもんでございます。どこまで闘い勝てるのかということになります。よろしくお願いいたします。尊敬、てんざい、てんざい、尊敬、てんざい、てんざい…」
「ありがとうございました」