2022年、静岡県牧之原市の認定こども園で当時3歳の女の子が通園バスに置き去りにされ、重度の熱中症で亡くなった事件で、実刑判決を受けた元理事長と執行猶予付きの有罪判決を受けた元クラス担任が期限までに控訴せず、判決が確定しました。
この事件は、2022年9月、牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」に通っていた河本千奈ちゃん(当時3歳)が通園バスの中に約5時間、置き去りにされ、重度の熱中症で亡くなったもので、元理事長の男(75)と元クラス担任の女(48)が業務上過失致死の罪に問われていました。
2024年7月4日の判決公判で、静岡地方裁判所は元理事長の男に禁錮1年4か月の実刑判決、元クラス担任の女に禁錮1年、執行猶予3年の有罪判決をそれぞれ言い渡しました。
判決後、現在の理事長は、元理事長が控訴しないことを遺族側に伝え、控訴期間の7月18日までに元理事長は控訴しなかったことから実刑判決が確定、また、元クラス担任の女と検察側も控訴せず、有罪判決が確定しました。